第4回 採用の決め手となるポイント③-常識度-

「あの人は常識がない!」と言う人がいます。常識とは、「誰もが持っているべき知識や判断力」という意味ですが、ここでは、知識や判断力だけでなく、別の意味も含んでいます。

◆◆常識のない人とは?◆◆

「面接の時は服装や身だしなみには気を付けるのが常識だが、カジュアルな格好でやって来る人がいる」
「挨拶の際に名刺を渡したが、片手で受け取られた」
「座ったとたんに足を組んで椅子の背に背中をもたれた」
「とても大人とは思えない言葉づかいしかできない」

つまり、「社会人としての基本的なエチケットが身についていない」、それが「常識がない」といわれる原因です。

面接の際にそのような常識のなさを面接官に見せてしまうと、それだけで採用の対象から遠のいてしまいます。なぜなら、顧客に会社の恥をさらすことになったり、チームメートとして他の社員と気持ちよく働けないと判断されるからです。

◆◆身に付けておくべき常識◆◆

「常識がある」と面接官が判断する点は3つあります。
1つ目は「言葉づかい」です。友達言葉を使うのは問題外ですが、敬語や丁寧語が適切に使えることが必要です。また、面接官はあなたの気分をほぐすためといって、雑談をしかけることがあります。だからと言ってあなたがカジュアルな言葉で話してもよいということにはなりません。

2つ目は「ビジネスマナー」です。特に日系企業では厳しくチェックされることがあります。特に次の点には気をつけましょう。

  • 面接の初めと終わりにはきちんと挨拶をする
  • 名刺をもらう時は、「頂戴いたします」と言葉を添えて、両手で受け取る
  • 椅子に座るように言われるまでは座らないのがマナー。座ってからも背筋を伸ばしてよい姿勢を保つ

最後に「不快な気分にさせない配慮」です。自分の事ばかり話したり、人の話を最後まで聞かなかったり、自分の話を途中でやめるなど、相手をいやな気分にさせる人は常識がないと思われます。
言葉づかいやマナーは、すぐには身につきません。自信がない人は周りにチェックしてもらい、面接までに身に付けておくことが大切です。

次回は 採用の決め手となるポイント④ -気の利かせ方- です。

田辺 康広(たなべ やすひろ) SOLAC Corporation 代表 www.solac.net