第5回 採用の決め手となるポイント④-気の利かせ方-

◆◆気が利く人とは?◆◆

「よく気がつく」とか、「よく気がまわる」人というのは周りから好印象を持たれます。例えば、ポストオフィスに出かけるときに、「ついでに何か出してくるものはありませんか?」と同僚に言える人です。
相手が何を望んでいるか、どこまで望んでいるかを常に気にすることができる人です。

レストランで、お客様がメニューを見ながら注文に迷っているとします。あなたなら何と言って声をかけますか?「何がおいしいのですか?」と聞かれて、「メニューにでています」とそっけなく答えては、お客様はまた迷ってしまいます。
「今日は、オムライスと和風スパゲティがよく出ていますよ」とお客様に言うことで、なににしようか迷っていた自分の背中を押されたように、気持ちがラクになるでしょう。

このように、相手が迷ったり困ったりしている気持ちをつかみ、自分に何ができるかを考えることができる人は、「気が利く」と言われます。特にサービスにかかわる仕事では、お客様の気持ちを理解し、「何をしてあげられるか」ということを常に考える姿勢が求められます。

◆◆気が利くあなたをアピール◆◆

「私は気が利きます」ということを、面接官にどのようにアピールすればよいのでしょうか。

セールスポイントを聞かれたときに、「私はよく、『気が利く』と言われます。例えば、前の職場で、こんなことがありました・・・」と、具体的に経験の中から話すことが効果的です。
要は、「この人と一緒に仕事がしたい」と思わせることが大切なのです。

企業は、仕事を任せたときに、それに関連することで、プラスαの提案や問題発見をしてくれる気の利く人を期待しています。「自分に何ができるのか」ということを常に意識している人は、企業にとってとても頼もしいのです。

さあ、あなたは気が利く方ですか?周りの人に一度聞いてみてはいかがでしょう。「気が利く」と言われた人は、どんな行為がそうだったか、具体的に教えてもらいましょう。

「気が利くタイプじゃない!」と言われてしまった人は、周りの人の中で「この人は気が利くなあ」と感じる人の行動を注意深く観察してみることをお勧めします。

次回は「採用の決め手となるポイント⑤-コミュニケーションスキル」です。

田辺 康広(たなべ やすひろ) SOLAC Corporation 代表 www.solac.net